2008年10月30日木曜日

ビジョナリーカンパニー~ジェームズ・C・コリンズ/ジェリー・I・ポラス著★★★★★

企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。
本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。著者の1人であるコリンズはコンサルティングも手がける大学教授であるためか、随所に抽象化された概念と企業が取るべき方策が図を合わせて示される。しかし、経営指南よりも、世界を代表する大企業の決断の歴史が斜め読みできる魅力の方が大きいだろう。(青木 明) 内容(「BOOK」データベースより)時代を超え際立った存在であり続ける企業18社を選び出し、設立以来現在に至る歴史全体を徹底的に調査、ライバル企業と比較検討し、永続の源泉を「基本理念」にあると解き明かす。

2008年10月28日火曜日

涙の数だけ大きくなれる!~木下晴弘著★★★★

内容紹介◆人が変わる瞬間とは?人生の中で、人は変われる瞬間というものがあります。衝撃的な出来事、人との出会い、1冊の本……。しかし、誰もが経験できる一瞬で変われるものが存在します。それが「涙」です。うれし涙、悔し涙、悲しい涙……。その中で、とめどなくあふれる熱い涙は、一瞬で人を変え、行動へと導きます。著者・木下晴弘は、これまで6万人以上の人たちに、「人はものごとの本質に気づいた瞬間に変わる」というメッセージとともに、熱い涙を与えてきました。元カリスマ塾講師として、灘高校などの難関校に多くの生徒を合格させてきた秘密。それは受験テクニックではありませんでした。「勉強は何のためにするのか」「幸せって何だろうか」「あきらめないこと」「努力の本当の意味」「感謝する気持ち」など、人生で大切なことに気づいたとき、彼らは自らペンを握りました。著者が伝えていた「生きるメッセージ」は、仕事をする人すべてに通じるメッセージでもあるのです。

2008年10月27日月曜日

こころの道~木村耕一編集★★★

内容(「BOOK」データベースより)人生の先輩たちのかなりいい話。懐かしい話の中に、新たな時代を生きるヒントがある。

経済は感情で動く~マッテオ・モッテルリーニ著★★★

出版社/著者からの内容紹介ノーベル経済学賞を受賞した、経済学を超えた経済学その誕生から最前線まで 「経済人」という特別の人々をご存じだろうか?禁煙や禁酒やダイエットに失敗するなんてことはありえない。しょっちゅう電車の中に傘を忘れたり、ダブルブッキングをして友人を不愉快な気持ちにさせたり、当たるはずのない宝くじに大金を投じたりはしない。経済活動を行っている人、つまりわれわれすべてがこのような人物であるという想定の下で、標準的経済学は構築されている。(本文より一部改変して抜粋)感情などに振り回されない、超合理的な経済人を扱う経済学は、どこか現実にそぐわない。感情、直感、記憶など、心のはたらきを重視し、私たちの現実により即した経済学を再構築しようとする新しい学問、「行動経済学」の基礎を、詳しく解説。

生きて死ぬ智慧~柳沢桂子著★★

般若心経は科学的真理
般若心経をやさしい言葉で大胆に現代語訳した『生きて死ぬ智慧』(小学館)が、刊行9か月で43万部のベストセラーになっている。文は生命科学者の柳澤桂子さん(67)、挿画は日本画家の堀文子さん(87)というコンビも異色だ。なぜ今、般若心経? 

政治経済より人間力松下政経塾は何をするところか★★★~上坂冬子著

本の内容
創設30年で政界に100人の人材を送った松下政経塾。その実態に迫るノンフィクション。
目次
第1章 前代未聞の入塾祝賀会第2章 アメリカ大使館員との交流第3章 教室研修から教育現場へ第4章 塾主が唱えた無税国家第5章 海へ山へ原爆忌へ第6章 一〇〇キロ行軍というイベント第7章 女医塾生の海外研修第8章 政治経済より人間力第9章 地方行政十五年の厚み第10章 茶道をたしなみ座禅を組んで第11章 研修成果を判定する審査会
著者情報
上坂 冬子(カミサカ フユコ)1930年、東京生まれ。1959年、『職場の群像』で第1回中央公論社思想の科学新人賞を受賞したことを機に、文筆活動をはじめる。初期には婦人問題を手がけたが、最近は昭和史、戦後史に関するノンフィクション作家としての著作が多い。1993年、菊池寛賞、正論大賞を受賞

自分力の鍛え方~朝倉匠子著★★★★


出版社/著者からの内容紹介「この人と仕事をしたい」と思わせたくありません?
自分をどう輝かせ、相手をどう引きつけるかが、決め手!小手先のビジネス・テクニックはもちろん、自分の意識を180°変えなくてはダメです!アンチエイジングの達人が教えるカッコイイ大人になるためのレッスン。
「試練は生き方を学ぶチャンス」と言い尽されると思います。その言葉が頭ではなく実感として理解できる自分がいるのです。 30代、いろいろなことにチャレンジしてください。大変なことも一杯あるでしょう。失敗もあるでしょう。でも「負けるものか、諦めるものか」精神を内に秘めながら、この「外見第一主義」を貫いて、視線が足元ではなく、遠くを見つめる自分に挑戦してみてください。そして外身も中身もかっこいい世界に通じる本物の大人になってくれることを人生のチョット(?)先輩は願うわけであります。------「終わりに」より

2008年10月12日日曜日

男のための自分探し~伊藤健太郎著★★★


出版社/著者からの内容紹介
男は単純なので、お金、車、恋人と、欲しいものを手にいれようと奮闘する──これぞ遺伝子の思うつぼ!東京大学で「科学哲学」を究めた著者が、恋愛、結婚、浮気、自由、死、幸福などをキーワードに、科学哲学の視点から「男」の本質に迫った、全く新しい「自分探し」のテキスト。

2008年10月10日金曜日

夢をかなえるゾウ~水野敬也著★★★★

内容紹介
「夢をかなえるゾウ」著者コメント「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」世の中にはこんなに多くの成功法則書、ビジネス書があふれているのに、成功者が増えたという話は聞いたことがありません。なぜだろう? ずっと感じていた疑問でした。そしてこの疑問に対する1つの解答を用意したのが本書です。主人公は「人生を変えよう」として何かを始めるけど全部三日坊主に終わってしまうサラリーマン。しかし、ある日突然、彼の目の前にゾウの姿をした奇妙な生き物が現れます。「ガネーシャ」という名を持つ、インドからやってきたこの神様は、主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけ。たぶん、史上最悪のメンター(師匠)でしょう。しかし、ガネーシャはこう言います。今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――。成功を願う普通のサラリーマンとぐうたら神様ガネーシャ。この二人が「成功するためにはどうしたらいいか?」「そもそも成功とは?」自己啓発書のメインテーマを、従来とは少し違った形(具体的に言うと、慢才です)で深めていきます。拙著『ウケる技術』や企画・脚本を担当したDVD『温厚な上司の怒らせ方』でも意識した「笑えてタメになる」という形式をさらに深めた本に仕上がったと思います。ぜひ読んでみてください。